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SADE – Pearls [4th Album:Love Deluxe (1992)] リリースから30年後の悲劇

SADE – Pearls [4th Album:Love Deluxe (1992)] リリースから30年後の悲劇

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【 Pearls [4th Album:Love Deluxe (1992)] 】

1992年の4thアルバム『Love Deluxe』の“Pearls”という曲は、シャーデー・アデュがソマリア内戦に対してとても心が痛み作った曲であり、歌詞にはタイトルの“Pearls”が出て来るが、これは「真珠」ではなく「お米」のことである。

ソマリアの女性が娘のためにお米を運んでいる途中に道端で倒れ、その大切なお米がこぼれてしまう。お米を拾う女性に太陽が容赦なく骨まで焼き尽くすかのように照りつける…

彼女は自分で人生を選んだわけではない…
彼女には選択の術がない…
彼女は死ぬほど生きたかった…

世界には内戦や貧困で生きていくのに非常に厳しい国々があるが、その中でもソマリアが一番つらく過酷であったのだ。

この曲は当時、『涙なくしては聴けない』悲しみに満ちた曲であった・・・。

それから30年の時が過ぎた現在においても、世界から悲劇が消える事がないのは何故なのか?

by JELLYE ISHIDA.


『 Pearls/真珠 (真珠のような米粒) 』

There is a woman in Somalia
Scraping for pearls on the roadside
There’s a force stronger than nature
Keeps her will alive
This is how she’s dying
She’s dying to survive
Don’t know what she’s made of
I would like to be that brave

ソマリアの女がいた (ソマリアに一人の女性がいる)
路傍で真珠を磨く女 (道ばたで真珠であるかのように米粒を選りだしている)
普通よりも強い力が (自然をも超える力が)
彼女の心を生かしている (それが彼女を生かしめていた)
こんな風に彼女は死んでいく (これは彼女がいかに死んでいったかの物語)
生き延びるために死んでいく (彼女は死ぬほどに生きていきたかった)
彼女が何でできているのか分からなくていい (彼女の信念が何であったかは分からない)
あのように勇敢になりたい (私はそれが勇気であったと思いたい)

She cries to the heaven above
There is a stone in my heart
She lives a life she didn’t choose
And it hurts like brand new shoes

彼女は天を仰いで叫ぶ (彼女は天上の国に向かって叫ぶ)
私の心には石がある (私の心には石が沈んでいる)
彼女は自分が選んだわけでもない人生を生きている (彼女は特に選んだのでもないこの生を生きる)
そしてそれはさらのブランドシューズのように痛い (それがおろしたての靴のように痛む)

Hurts like brand new shoes

さらのブランドシューズのように痛い… (おろしたての靴のように痛む…)

There is a woman in Somalia
The sun gives her no mercy
The same sky we lay under
Burns her to the bone
Long as afternoon shadows
It’s gonna take her to get home
Each grain carefully wrapped up
Pearls for her little girl

ソマリアの女がいた (ソマリアに一人の女性がいる)
太陽は彼女に容赦しない (太陽は慈悲を彼女に賜わない)
私たちにも同じの空が (私たちが寝そべって見上げたのと同じ空が)
彼女を骨まで焼くのだ (彼女を骨まで焼き尽くす)
午後の影のように細長い (午後に伸びる影のように長く)
彼女を家に連れ戻そうと (彼女をもうすぐ家路に着かせる)
一粒ずつよく磨かれた (一粒ずつ丁寧に包み)
彼女の小さな娘のための真珠 (幼い娘に食べさせる真珠のような米粒)

Hallelujah
Hallelujah

ハレルヤ (神に御栄えあれ)
ハレルヤ (神に御栄えあれ)

She cries to the heaven above
There is a stone in my heart
She lives in a world she didn’t choose
And it hurts like brand new shoes

彼女は天を仰いで叫ぶ (彼女は天上の国に向かって叫ぶ)
私の心には石がある (私の心には石が沈んでいる)
彼女は自分が選んだわけでもない人生を生きている (彼女は特に選んだのでもないこの生を生きる)
そしてそれはさらのブランドシューズのように痛い (それがおろしたての靴のように痛む)

Hurts like brand new shoes

さらのブランドシューズのように痛い… (おろしたての靴のように痛む…)


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