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現代の最重要ソングライター『PJ Morton(ピージェイ・モートン)』

現代の最重要ソングライター『PJ Morton(ピージェイ・モートン)』


 
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスで結成され、全世界トータルセールス1億1000万枚を記録している“世界で最も売れたアーティスト集団” 「Maroon 5(マルーンファイヴ)」‼

マルーン5は、1994年から4人組バンド「カーラズ・フラワーズ」(Kara’s Flowers)として活動していたが、5人編成になった2001年からバンド名を「マルーン5」(Maroon5)と改名して活動開始。

2002年(日本盤は2003年)リリースの、1stアルバム『ソングス・アバウト・ジェーン(Songs About Jane)』はロング・セラーとなり、『第47回グラミー賞』最優秀新人賞など数々の賞を受賞するなど一躍有名になった。2012年から2017年時点にかけてさらに2人がメンバーとして加入し、7人編成となっている。…。

そして2010年、人気バンド「マルーン5」のツアーに抜擢され、“第6のメンバー”との評価を得たのが『PJ Morton(ピージェイ・モートン)』である ‼

PJ モートンは1981年3月29日生まれで、本名はポール・モートン・ジュニア。米・ルイジアナ州ニューオーリンズ出身でゴスペル・シンガーのビショップ・ポール・S・モートンの息子、俗に言うPK(牧師の子供)である彼は幼少より教会で育つ。マルーン5の一員であり、また、フリースタイル・ネイションなどのグループでも活動。R&Bシンガー/シンガー・ソングライター/プロデューサー/キーボード奏者としても幅広く活動している。

彼は幼少期から早熟な才能の持ち主で、8歳からピアノ、14歳にしてソングライティング(楽曲制作)を始めメン・オブ・スタンダードに楽曲提供している。その後も India Arie(インディア・アリー)の2ndアルバム『Voyage To India(インディアへの旅)』にプロデューサーとして関わったことでも知られ、提供した「Interested」では第45回グラミー賞を受賞(最優秀R&Bアルバム、最優秀アーバン/オルタナティヴ・パフォーマンス)するなど、若い時から注目を浴びる。

2012年にマルーン5のメンバーに正式加入し、その活動に注目が集まった。オーガニックという点では初期のグループでアルヴィン・ギャレットも参加していたフリースタイル・ネイションのアルバムも良作。2013年にはロバート・グラスパー『ブラック・レディオ2』に楽曲協力するなど、その実力は高く評価されている。

2005年に初ソロ・アルバム『Emotions』を発表、その後は2nd『Walk Alone(2010年)』、3rd『New Orleans(2013年)』、最新アルバム『Gumbo(2017年)』を含め4枚のアルバムを発表し、その他ライブ収録アルバム『Live From La(2008年)』と『Gumbo Unplugged(2018年)』の2枚、昨年にはクリスマスソングのカヴァー曲アルバム『Christmas With PJ Morton (2018)』を発表している。

【 Discography [Albums:2006 ~ 2018] / PJ Morton 】

[ Studio albums ]

1. Emotions(Album:2006年)
2. Walk Alone(Album:2010年)
3. New Orleans(Album:2013年)
4. Gumbo(Album:2017年)

[ Live albums ]

5. Live From La(Album:2008年)
6. Gumbo Unplugged(Album:2018年)

[ Christmas albums ]

7. Christmas With PJ Morton(Album:2018年)

彼はソロ・アーティストとしても、スティーヴィー・ワンダーからビートルズまでの影響を感じさせるソウル~R&Bを聞かせ、耳なじみのよいメロディ、豊穣なソウルあふれる歌とサウンドは人気で、「キーボーディスト、シンガーとして究極の存在」と仰ぐスティーヴィー・ワンダーとは、2013年作『New Orleans』に収録された“Only One”で共演を実現させており、第56回グラミー賞の候補にもなっている。

2017年のソロ新作オリジナル・スタジオ・アルバム『Gumbo』は、前作『New Orleans』からおよそ4年ぶりとなるが、本作には現代のヒップホップなどを通してソウル・ミュージックをアップデートするスタンスは、まさにケンドリック・ラマーやアンダーソン・パークとも共振する大型シンガー「BJ THE CHICAGO KID(BJ・ザ・シカゴ・キッド)」をフィーチャーした“Everything’s Gonna Be Alright”も収録。新世代ジャズトランペッターとして世界に名を轟かせるキーヨン・ハロルドも参加。

そして2018年の第60回グラミー賞において『Gumbo』は、最優秀R&Bアルバム部門、またオープニングを飾る“First Began”が最優秀R&Bソング部門にノミネートを受け話題を呼んだ ‼

また、グラミー賞開催の直前に開催したニューヨークでのスタジオ・ライブ・アルバム『Gumbo Unplugged』録音は、数多くのアーティストが使用した米ニューヨークの録音スタジオ「パワー・ステーション・レコーディング・スタジオ(旧:アバター・スタジオ)」にて行われ、世界中のファンを熱狂させたディアンジェロのブラック・メサイアを手がけたBen Kaneがエンジニアと録音/ミックスを担当。

本作はPJ モートン生誕の地ニュー・オーリンズに移り制作した初めてのアルバムで、BJ・ザ・シカゴ・キッド、ハミルトーンズ、女性コーラス隊、キーヨン・ハロルド(D’Angelo & The Vanguard)、総勢名のストリングス・オーケストラを従えたゴージャスなパフォーマンスを収録。言わばNYの名レコーディング・スタジオにて“男の一発録り”である ‼

兎にも角にも、ウォーム&ソウルフルな歌声、抜群のメロディ・センスとグルーヴ感満喫なPJ モートン。彼の歌唱は大人リスナーにも刺さる極上の“オーセンティック・ソウル”であり、ディアンジェロを想起させるファンクネス溢れる楽曲は多くの人々を魅了し、“現代の最重要ソングライター”と言って過言ではない・・・❣

by JELLYE ISHIDA.






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