我々の体の中には、

『生命力と呼ばれるエネルギー』が存在する・・・

この考えは今、世界中に広がっている・・・

 

強力で豊かな「生命力」に満ちている人は、非常に健康でバイタリティーにあふれているのに対し、老齢に達したり、病気になった場合には、この生命力は弱くなっており、生命力を完全に浪費してしまった場合は、生身の肉体は死を迎える。

 

不幸にも、ほとんどの人は「生命力の存在」ということをぼんやりとしか考えたことがない。

 

医師や科学者によるこのエネルギーについての研究も、まだ緒についたばかりであり、生命力に関する精彩な研究は、これまでも歴史を通じ、「秘教的な教えの内部では、門外不出のものとして厳格に秘匿され伝えられてきた」のである。

そうした教えは、エジプトやヒマラヤ、チベットなどの世界各地にあり、また、シャーマンやサイキック・ヒーラー（心霊治療家）の様々な伝統の中にもそれらが認められる。

この生命力に関する研究がそれほどまでに秘密にされた理由として、こうした知識を利己的な目的に利用されれば、人々を大いに傷つけてしまう可能性があり、その結果は、ひいてはそれを利用した本人にも跳ね返ってくる。

こうした生命力の誤用についてまっ先に挙げられる例として、頻繁に引き合いに出されるのが、あの「アトランティスの滅亡伝説」であろう・・・

 

タオの『エネルギー医学』というものは「非侵略性」、つまり「手順において、組織を傷つけたり、体を痛めたりしない医学」であり、『自己治療のシステムとして非常に手軽で効果的』なものである !!

『タオの思想（養生思想）』は、霊性に基づいた「新しい心理学」を含んでいるが、その方法は、慢性的な怒りや、その他の感情的なアンバランスに対処するためにも非常に役立つ・・・

さらに重要なことは、タオでは「性的な活力というものが霊性の陶冶を遂げる、必要不可欠な要素」であり、『タオの性エネルギー活用技法』は性的フラストレーションを癒し、逆にそのエネルギーを健全な心身変容のエネルギーに転換させる・・・

そして、タオの思想は、「エネルギーの均衡と全体性」を得るために『女性性を養う』ということを公然と唱え続けてきた、最も古い霊的な道でもある・・・

 

タオの最も門外不出の『内的錬金術（内丹術という）』の秘密は、霊的な成長のプロセスが根付いている「肉体の大切さ」を強調しながら、その霊的理論（より深い成長）と高次（より高い成長）の波動エネルギーを吸収していく『上級の瞑想法（垂直的成長）』を教えている。

 

それには、「まず最初に魂が大地と調和できなければ、人は天に到達できない」と教説する。

 

これは『三宝』という中国古典の考え方に則っており、「大地の力」、「大いなる自己もしくは中空の力」、そして「天の力」の三つの波動（エネルギー）を最終的に統合していく。

この教えは、「宗教」でも「哲学」でもなく、健康や性的活力に関しては実際的（実践的）な効果を発揮させ、さらに感情的、心理的なバランスをうまく保つことを可能とする『霊的瞑想科学』と言えるものである。

 

そしてこの科学は、その最終結果として『肉体的・精神的な不老不死』をも操るに至る・・・

 

タオは、我々が自分で自分の人生を面倒見ることができるようになるために、そうした秘訣を明らかにしている。

 

そしてタオは、自らの「肉体的・精神的成長」を目指して生きていくことによって、『自分自身にとってのマスター』となることを第一に要求し、『自分自身の生命力をコントロールする術』を学ぶことに目覚めさせる・・・そして我々は次第に『自らの運命をも操る』に至るのである !!