ユニバーサル・セックス

第11章|私たちの「経験的な世界」に対する同意

第11章|私たちの「経験的な世界」に対する同意
   アリストテレスは、「どんな人物も、その人生の最後にならなければ、自分の人生にどんな価値があるか、そして人生を全体として眺めなければ、徳のある人生を送ったかどうか判断できない」と述べている。 たしかに、「あ...

第10章|ラディカルで革命的スピリットの創発

第10章|ラディカルで革命的スピリットの創発
    ~ ケン・ウィルバーを案内役に現代版「永遠の哲学」を解き明かす ~  世界の偉大な智慧の伝統は、何らかの形での「永遠の哲学」、「存在の偉大な連鎖」の哲学のヴァリエーションである。 時代と文化を越え「永遠...

第9章|『スピリチュアル』への認識と弊害、そして混乱

第9章|『スピリチュアル』への認識と弊害、そして混乱
   現代の「スピリチュアルの信奉者」の中には、その点について大きな誤りを犯しているものが多い。特に西洋型の「サイコスピリチュアル(心理的・霊的)なプラクティス(修行・実践)」を試みる人々が『真に統合的・変容的...

第8章|『創造性』と言う進化の物語

第8章|『創造性』と言う進化の物語
   私たちは日常的な生活を送る中で、知らずうちに「束縛」と「呪縛」の両方に陥っている。そこには現代に観る「3つの落とし穴」、「心理的自我に留まらせるブロック」、「弱者と強者の病理」、「乖離した知」など、昨今の...

第7章|東洋の目に映る『慈悲と叡智』

第7章|東洋の目に映る『慈悲と叡智』
   私自身にとって、1985年から1995年(18歳~28歳)の10年間は、出生から高等教育を終える18年間までの「美(個人)、善(文化)、真(社会・自然)」に対する存在と認識、「パーソナリティーとアイデンテ...

第6章|奇才の人『ケン・ウィルバー』の再来

第6章|奇才の人『ケン・ウィルバー』の再来
   一群の「ニュー・サイエンス」、「ニュー・エイジ運動」、「トランスパーソナル」など、時代において呼び名を変転しながら、表層のパラダイム・シフトは、深層の『メタ・パラダイムの転換』を基底として展開されてきた。...

第4章|歴史的変革期『ターニングポイント』

第4章|歴史的変革期『ターニングポイント』
   前述にも説明した「パラダイム」とは、トーマス・クーンが科学思想における概念の枠組みとして提示したものが、今では教育学、政治学、ヘルスケア、そして世界観一般と言う、様々な分野・領域に適応されるようになった。...

第1章|メタ・パラダイム・ダイナミクス

第1章|メタ・パラダイム・ダイナミクス
   もとより「パラダイム」とは、単なるモノの見方や考え方、あるいは、限られた世界空間(知の領域)における価値観、思考様式、行動規範を意味するものではない。確かに、パラダイムの概念が「トーマス・クーン」によって...